人生フルーツ<東中野ポレポレ>
ずっと気になっていた
映画「人生フルーツ」
観るなら映画館で、
と思っていました。
劇場はポレポレ東中野
時間は夕方のみ。
となると、
私にとってはかなりハードル
高かったのですが、
さまざまラッキーが重なり
奇跡的に観ることができました!
90歳のご主人 修一さんと
87歳の奥様 英子さんの、
ドキュメンタリー。
音楽も映像も終始おだやかで、
お二人の仲睦まじく
ほほえましい暮らしぶりが
繰り広げられるのですが
なぜか伝わってくるものは
厳しく、骨太で、背筋が伸びる思いでした。
「ほっこり」とは対極。
ご主人の修一さんが大切にしてる
建築家コルビジェの言葉
家は、暮らしの宝石箱ではなくてはいけない。
建築家として数々の大きな仕事を
やりとげたご主人ですが、
英子さんの前では、小さな子供のように
安心しきって、わがままをいってみたり。
それを、英子さんがおおらかに
受けとめ、美しい言葉遣いで
やりとりされてる姿が素敵でした。
ドラマチックなことなんて
起きなくても、
永遠に見ていたい宝箱での暮らし。
でも、永遠には続きません。
ある場面で、
映ってないけど
修一さんの気配が満ちてる。
と感じたシーンが印象的でした。
そして、
映画の中で何度も登場する
メッセージも。
風が吹けば、
枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、
土が肥える。
土が肥えれば、
果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ。
私にとっては、
今のタイミングで
観ることができたのは
ベストでした。
ほんと、最近すべて
「そういうこと」
なんじゃないかと、
思っています。
そうそう、
映画館、ポレポレ東中野も
私好みのいい味出してました。
我が家だって宝箱!
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