イタくても、いい。<小説『舞台』>

西加奈子『舞台』という小説を読みました。 自意識過剰すぎる主人公がでてくる とは知っていましたが、 これほどまでとは。。。 西さん、 そんなにえぐらないで! もう、かんべんしてやって! 、、と、 なんだか終始昔の自分が痛めつけられて いるようでつら…

まる子、またね!

少女漫画雑誌「りぼん」で 「ちびまる子ちゃん」の第一話を リアルタイムで読んだのは、 ちょっとした自慢です。 当時、「なかよし」派の私でしたが、 「まる子」と「お父さんは心配性」が 連載していた「りぼん」は、 今思うと攻めてる感じ? 「ときめきト…

しらとりくんはてんこうせい。<絵本>

「小学生の男子」 っていうと 好きな女の子に、 気を引きたくていじわるしちゃう! とか 給食の時、鼻から牛乳~! とか、 基本デリカシーにかける イメージ。。(偏見) かといって、 しらとりくんのように サッカーより 漢字ドリルのほうが好き。。 なんて…

けんかとうげのみえないまもの。<絵本>

娘の絵画の先生が 絵本を出版されました。 「けんかとうげのみえないまもの」 仲良しな人々を、わざわざ けんかさせてコッソリ楽しむ。。。という ひねくれものの魔物くんのお話。 時々、 わざわざ人が嫌な気持ちに なるようなことをしちゃう 困った大人も、…

読み返しては、考える。<パエトーン>

暑い日が続きます。 クーラーの効いた 涼しい部屋にいると 一瞬頭をよぎるのは この快適さの代償。 山岸涼子さんの「パエトーン」 30年前の作品ですが、 今読むと、まるで預言書のよう。 パエトーン (あすかコミックス) 作者: 山岸凉子 出版社/メーカー: 角…

目指したい年上像。<角野栄子さん>

今年の3月に国際アンデルセン賞を受賞した 角野栄子さん。 その後、いろんなメディアで よくお見かけしますが その愛らしくも、 美しいお姿に、 心を奪われます。 私が初めて角野さんを知ったのは 2015年の雑誌クウネルの特集で。 あざやかなイチゴ色の壁紙…

気になる本いろいろ。

本屋さんをうろうろして 気になった本いろいろ。 一気に買うとモノが増えるので なにかのタイミングで 購入して、読みたいと思います。 ピアニストのフジコ・ヘミングさんの 14歳の時の絵日記! 絵も文も味わい深い。内容も興味深い。 さすが暮らしの手帖社…

悪口だって面白い。<枡野浩一>

今回も「本と雑談ラジオ」面白かった。 他人の愚痴、批判なんて できれば避けたいものですが 枡野さんは、 どんなネガティブな話でも なぜか全く嫌な気持ちにならない。 一種の話芸。 あと、枡野さんは、 いつも独特の困った事態や トラブルに巻き込まれがち…

いつかミナを着る日まで。

憧れの「ミナペルホネン」と デザイナー皆川明さんの世界。 先日、ミナの魅力がギュッとつまった本を 友人に借りました。 1995年~2010年までの ミナの歴史が詰まった一冊です。 ミナ ペルホネン?[通常版] 作者: ミナペルホネン 出版社/メーカー: ビー・エ…

しあわせになれる働き方。〈本〉

慌ただしかった春休みが終わり ようやく通常モードの生活に戻りました。 介護施設のパートも、 一週間ぶりの勤務。 ユニットの入口にはいった瞬間 独特の香りが。。。 決して良い匂いではないけど 嫌いじゃありません。 そして、 一週間ぶりに会う 利用者さ…

遺伝子をスイッチ ・オン(4)<サムシンググレイト>

『スイッチ・オンの生き方』 著 村上一雄 ”遺伝子が目覚めれば、人生が変わる” すっかり長くなりましたが 今回で、最後です。 著者の村上和雄さんは、 筑波大学の名誉教授で 日本の分子学者という、 スーパー理系な方。 なのに、 この本は読み進めるうちに …

遺伝子をスイッチ ・オン(3)<ギブ&ギブ!>

『スイッチ・オンの生き方』 著 村上一雄 ”遺伝子が目覚めれば、人生が変わる” 前回の続きです。 はい、どんどん行きますよ。 良い遺伝子を目覚めさせるには。 ①どんなときも明るく前向きに。 ➁思い切って環境を変える ➂人との出会い、機会との遭遇を大切に…

遺伝子をスイッチ ・オン(2)<気をつけたいこと>

『スイッチ・オンの生き方』 著 村上一雄 ”遺伝子が目覚めれば、人生が変わる” 前回のつづきです。 遺伝子は、 A(アデニン) T(チミン) C(シトミン) G(グアニン) この4つ物質で構成されていて。。。 画像はお借りしました http://katoclinic.info…

遺伝子をスイッチ・オン(1)<本>

『スイッチ・オンの生き方』 著 村上和雄 ”遺伝子が目覚めれば、人生が変わる” 遺伝子とかDNAと聞いても、 詳しいことは、難しそうで 「親子で似るやつでしょ」 「髪の毛で、犯人とかわかっちゃうやつでしょ」 、、、くらいの、ふわっとしたイメージしか …

本『わたしはイザベル』<I FOR ISOBEL >

『わたしはイザベル』 エイミー・ウィッティング作 ”イザベルは姉とちがって 誕生日プレゼントをもらえない。 母親からいつも「うそつき」 だと言われ、成長しても自分が 正しく振舞っているのかわからない。 だが読書を心をよすがに自活をはじめ、 生きるた…